【講義レポート】実籾高校×千葉大学 「半径5メートルから世界を変える」特別講義を実施!(2025年10月17日)

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千葉県立実籾高等学校で千葉大学大学院教授による特別講義を実施しました

千葉県立実籾高等学校にて、千葉大学アントレプレナーシップセンター 片桐大輔教授および小牧特任助教による特別講義「半径5メートルから世界を変える『未来の創り方』」を実施しました。
本講義は、高校生が身近な課題に気づき、自ら行動を起こす"アントレプレナーシップ(起業家精神)"を育むことを目的とした授業です。

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                                                  講義の様子①

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                                                ワークシート記入の様子

講義の冒頭では、「アントレプレナーシップ」という言葉をテーマに、生徒たちが持つ印象や、自らアクションを起こした経験を共有しました。

「犬の散歩を自分からした」「友達に言われなくても掃除をした」など、日常の中で自主的に行動したエピソードが挙がり、生徒自身の中に"行動の種"があることに気づくきっかけとなったようです。

課題を探すワークと世界を変えるティーンズの実例

続いて、「君の半径5メートルの"なんで?"を考えよう」というテーマで、身の回りの課題を見つけるワークを実施。生徒たちは「高校の自販機に炭酸飲料がない」「学校の周りの坂が多い」など、日常の不便や気づきを見つけていきました。

後半では、佐倉南高校夜間部の「光る通学路」プロジェクトや、高校卒業後に起業した渋川駿伍氏の取り組みを紹介。同世代の実践例に触れたことで、生徒たちは身近な行動が社会を動かす力になることを実感できる時間になりました。

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                                               身の回りの課題を書く様子

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                                               課題について発表する様子

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                                                   実例の紹介

"同じ目標を持つ仲間"の大切さ

講義の締めくくりに、片桐教授は「一人で頑張るよりも、同じ目標に向かって協力し合える"仲間"をつくることが大切」と語りました。

この言葉に、実籾高校の先生も「友達ではなく、同じ目標を持つ仲間作りをすることが大切。これをきっかけに頑張ってほしい」と共感されていました。

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                                                  講義の様子②

千葉大学では、地域の高校と連携し、生徒が身近な課題を発見し、解決に向けて行動する探究型学習を支援しています。

今回の講義を通じて、生徒たちは「身近な"なんで?"を考えることが未来を創る第一歩」であると実感しました。今後も本学は、高校と大学、地域が一体となった学びの場づくりを推進してまいります。