
ゲスト講師を迎え、各教室で1〜3年生の生徒が講話と質疑応答にのぞみました
「将来の仕事についてもっと考えたい」「実際に働く人の話を聞いてみたい」
そんな教員の想いから始まった授業が、千葉大学教育学部附属中学校の「お仕事ゼミ」です。このプログラムでは、中学生が企業で働く方の生の声を聞くことで、仕事への理解を深めることを目的としています。
生徒から出たお話を聞きたいゲストの中でアポイントメントが取れたゲストとして、今回は、テレビ業界のゲスト講師と製薬業界のゲスト講師が附属中学校に訪れ、実際の仕事現場の話を共有してくださいました。
当日の様子をレポートします。
お仕事ゼミの様子①
お仕事ゼミの様子②
当日の活動内容
テレビ業界のゲスト講師から、会社の業務内容や仕事のやりがいについてお話を伺いました。中学生は、映像制作や番組運営など、普段あまり触れることのない現場の様子に興味津々で、質問も活発に飛び交いました。
ゲスト講師が「自身で映像編集を行うこともある」という発言をした際に、「音響や映像編集の仕事をするために必要な資格はありますか?」という質問が出ました。メディア関係の仕事に興味関心のある生徒は自身の進路にも関連づけながら考えている様子が伺えました。
また、製薬業界のゲスト講師からは、くすりの世界について製薬業界・医療の社会課題・市民としての取組みの3つのアジェンダに分けて紹介があり、中学生が将来のキャリアを考えるヒントを得る機会となりました。
実際の業務に携わる方の視点や体験談を通じて、仕事に対する理解を深める内容でした。生徒からはメディアで見聞きしたことのある「遺伝子改変ベイビー」に関する質問や、病気の根源的な理由に関する科学的な質問を行うなど、普段持っていた疑問を専門家に質問しながら議論を深める時間となりました。
実際に働く人のリアルな話を聞くことで、仕事の楽しさや難しさ、やりがいを肌で感じることができたようです。
この「お仕事ゼミ」は、附属中学校教員がゼミ形式・異学年混合で実施するものです。
今後もこのような学校外の企業や地域の大人と、児童生徒が共に学び、考える場が増えるよう千葉大学アントレプレナーシップセンターは取り組んでまいります。
お仕事ゼミの様子③
