千葉商業高校×企業 スイーツ開発プロジェクト!高校生とポニー製菓様の打ち合わせを見学しました
高校生×ポニー製菓様と共同開発のスイーツプロジェクトの打ち合わせを行いました
「糖尿病のお父さんにも、甘くておいしいスイーツを食べさせてあげたい」そんな想いから始まったのが、千葉商業高校の末吉さんによるスイーツ開発プロジェクトです。協力しているのは、地元の老舗洋菓子メーカー・ポニー製菓様です。実際の製造体験から販売計画まで、高校生と企業・大学が共創し、探究の活動を行っています。
2025年8月20日、千葉商業高校の末吉さんがポニー製菓様と「糖尿病の人でも食べられるスイーツ」開発の打ち合わせに同行しました。当日の様子をお伝えします。
打合せの様子
今回の打ち合わせ内容
打ち合わせでは、昨年度の千葉商業の文化祭で他の生徒がお菓子を売った際の販売実績を参考にしながら、スイーツの販売数や価格について検討しました。さらに、実際にパッケージサンプルを見たり試食を行ったりしながら、見た目や買いやすさについても意見を出し合いました。
開発商品の決定
今回販売するのは、低糖質の「フィナンシェ」と「パウンドケーキ」に決定しました。昨年度の文化祭では、ケーキ、マフィンなどを用意して2時間で200個の販売を予定していたところ、わずか40分で完売してしまうほどの人気でした。
今年はより多くの人に手に取ってもらえるよう、今販売数や価格を丁寧に検討しました。結果として、文化祭1日目(生徒公開日)と2日目(一般公開日)にそれぞれ150セットを販売することに決まりました。内容はフィナンシェとパウンドケーキを1つずつ入れたセットで、価格は250円に設定しました。誰でも気軽に買える価格を意識しながら、昨年以上の反響を目指し、食べてくださる方々に美味しいスイーツを届けたいという想いを込めて活動しています。
パウンドケーキのサンプル
開発商品を検討している様子
パッケージへのこだわり
ポニー製菓様が提案した選択肢から、資材の価格、ラッピングする人件費などコストや見た目を考慮して、末吉さん主導で検討を進めました。結果、透明のラッピング袋でフィナンシェとパウンドケーキ2つを包み、末吉さんがデザインしたオリジナルシールを貼ることになりました。
中には、末吉さんがスイーツ開発に込めた想いをこめたカードを入れる案も視野に入れており、食べる人に、想いまで届けたいという気持ちが伝わってきます。
パッケージ提案を行うポニー製菓様
実際にパッケージに包んだサンプル
パッケージの草案メモ
スイーツ開発プロジェクトの新たな挑戦へ
このプロジェクトは、6月に末吉さんがポニー製菓様へ直接問い合わせたことから始まりました。提案時には、末吉さん作の「パウンドケーキ」と「おからクッキー」を持参し、スライドで熱意を伝えたそうです。その姿勢に、ポニー製菓様の木村統括部長も「提案として完璧だった」と驚いたほど。
高校生の想いと企業の力が合わさって生まれたスイーツが文化祭当日の9月26日と27日に販売予定です。